2021-01-01から1年間の記事一覧

未来を担う世代に

宇宙と死生観 我々は地球という環境の中にいる。もっと広げれば宇宙という環境の中にいる。我々は地球から生まれ、地球によって育った。我々の身体は原子でできている。その原子はどこから来たかというと、まぎれもなく地球から来たものだ。つまり、我々は地…

繰り言

発展なのか 発展という言葉は、内在的に肯定的な価値観を含んでいる。発展と言っても、長い目で見たときには実は退化だったということもある。軍事技術などはその例ではないだろうか。紛争は、人類が耕作を始め、土地の縄張り争いから始まった、と言われてい…

回想

性格 生まれは北海道。札幌市の桑園というところ。父は五男二女の長男で、大家族で同居していた。終戦前はどこも同じだったらしい。北海道には曽祖父が祖父を連れて移住してきた。祖父は生活が苦しいために職業軍人の道を選び、軍馬を扱う輜重部隊として満州…

自然エネルギーってなんだ(2)

apgmman.hatenablog.com「自然エネルギーってなんだ(1)」の続きです。 「太陽光発電とソーラー」 太陽エネルギーは、から、さまざまな形でのらしに役立ってきました。物がくのも、魚のや干しシイタケができるのも太陽から届く熱を利用しています。また、…

自然エネルギーってなんだ(1)

自然エネルギーとしての、太陽光、太陽熱、水力、風力のエネルギー源はいずれも太陽であり、太陽の中で起こっている核融合反応という原子力がエネルギーの源泉である。地熱は、実は、多くの熱源が地球内部の放射性物質が出す熱で、原子力、正確に言えば崩壊…

2008年野鳥日誌

情報館の閉館後にボランティア活動を続けていた頃、我が家に毎年のように来ては巣立っていったツバメがぱったりと来なくなった。それまでは、ツバメには目を止めていたが、この頃から野鳥に関心が出てきて、図鑑と見比べながら野鳥観察をしていた。散歩の途…

教育用GM管開発を振り返って(16)

www.radi-edu.jp大気圧GM管の自作の成否は、高電圧をどのようにして得るかにかかっている。これまでも多くのチャレンジャーが挑んでは挫折した記録がウエブ上には溢れている。概ね、6000Vが得られれば大気圧GM管での放射線の検出には十分で、1000V程度の原波…

教育用GM管開発を振り返って(15)

高校理科実験での講義の考え方 高校生ともなれば、これまでに初歩的な放射線教育は受けたことがあると思われる。実験内容の距離、遮へい、半減期、統計的変動についてはそれぞれ各論として講義をするが、総論が必要と考えた。さらに、放射線を入り口として、…

教育用GM管開発を振り返って(14)

www.radi-edu.jp放射線教育支援サイト「らでぃ」の実験集にも掲載したが、教育用GM管開発は結果として開発段階に応じた3タイプを残したことになる。クリアケースGM管、タブレットGM管、7セグメントLEDGM管である。これらの使い分けについて考えてみたい。 ク…

教育用GM管開発を振り返って(13)

www.radi-edu.jp apgmman.hatenablog.com放射線教育支援サイト「らでぃ」の実験集に掲載した「Pythonでクルックス管の微弱X線を計数」のPythonプログラムについて解説する。Pythonやライブラリーのインストール方法や注意点、Pythonの文法の特徴などは「教育…

教育用GM管開発を振り返って(12)

www.radi-edu.jp放射線教育支援サイト「らでぃ」の実験集に掲載した「Pythonでパルス波高分析の実験」のPythonプログラムについて解説する。Pythonやライブラリーのインストール方法や注意点、Pythonの文法の特徴などは「教育用GM管開発を振り返って(9)」…

室内遊び「平板ブーメラン」

お正月の団欒のひと時に、室内で子供でも遊べる「平板ブーメラン」をご紹介します。2m×2mくらいの広さがあれば、床の上のマークめがけて飛ばして遊べます。マークにうまく落ちたら、ミカン一個なんてゲームにもなります。ぜひ、ご家族や友人と遊んでください…

教育用GM管開発を振り返って(11)

www.radi-edu.jp apgmman.hatenablog.com放射線教育支援サイト「らでぃ」の実験集に掲載した「Pythonで計数経時変化の実験」のPythonプログラムについて解説する。Pythonやライブラリーのインストール方法や注意点、Pythonの文法の特徴などは「教育用GM管開…

教育用GM管開発を振り返って(10)

apgmman.hatenablog.com放射線教育支援サイト「らでぃ」の実験集に掲載した「Pythonで反復計数の実験」のPythonプログラムについて解説する。Pythonやライブラリーのインストール方法や注意点、Pythonの文法の特徴などは「教育用GM管開発を振り返って(9)…

教育用GM管開発を振り返って(9)

放射線教育支援サイト「らでぃ」の実験集に掲載した「Pythonでパルス波形を見る実験」のPythonプログラムについて解説する。Pythonについては全くと言っていい専門外なので、間違って理解しているところがあるかもしれないが、一例として挙げたプログラムの…

教育用GM管開発を振り返って(8)その2

apgmman.hatenablog.com(その2)は続編なので、前編がまだの方は前編を先に。 7SEGGM管のPICプログラム(続き) 以下が計数を実行する本体で、まず検出を確認する。信号がONなら、フラッグを立て、再度、信号がONになれば、検出とみなしてフラッグを降ろす…

教育用GM管開発を振り返って(8)その1

自作には工作技術のほかにマイコンやパソコンのプログラミング技術が必要になる。ここでは、7セグメントLED表示の7SEGGM管を例にとってPICマイコンのプログラミングについて解説したい。 必要なもの マイコンにもいろいろあるが、PICマイコンを使い出した切…

教育用GM管開発を振り返って(7)

自作できることを基本的なコンセプトとして、開発を進めてきた。ここでは、標準型GM管を例にとって、自作の心構えやスキルについて話してみたい。 必要なもの 元より高価な測定器などは使用していない。最小限必要な計測器でも、たかだか1万円台である。しか…

教育用GM管開発を振り返って(6)

自作GM管の代表格である「大気圧空気GM管」は「空気GM管」とも称される。なぜ、ここで「空気」を取って「大気圧GM管」としたかなど、本質的な話題について語ります。 大気圧GM管のポイント 開発の初期に、管のサイズや、アノード、カソード、ガス組成などを…

余談(2)

nandemo-lab.cocolog-nifty.comココログ「科学館員の独り言」に載せた[番外編]我が家のコウモリ”フン”戦記をダイジェストで紹介する。まったく個人的な話しだが、コウモリの生態については分からないことも多く、とくに家の屋根裏に住み着いたケースの詳細…

科学館ボランティア考

情報館を止めた後で 2007年12月に情報館が閉館した後は、これまでに情報館で実施した実験教室やちょこっとサイエンスの技術継承のための活動記録を、財団の許可を得てブログやウエブで公開することになった。ブログは、ココログの「科学館員の独り言」として…

情報館の回想と裏話など(2)

ちょこっとサイエンスの苦労話 これは一種のサイエンスショーで、来館者が多いときは黒山の人だかりができたりしたが、来館者が少なかったり、演出がまずかったり、テーマが難しかったりすると、数人しかいなかっったりすることもしばしばだった。数人しかい…

電気で動くヘリコプターⅡ

nandemo-lab.cocolog-nifty.comココログを見ての問い合わせが未だにあるので、当時のテキスト(一部改め)を紹介する。 1.パーツリスト[単位:mm] 胴体1:15×5×50(桧角材)[上端より6mm中心にφ6貫通孔、下端より18mmに間隔8mmでφ1…

情報館の回想と裏話など

未来科学技術情報館との縁 すでに閉館した科学館なので、もう時効だろう。在籍したのは、2005年4月から2007年12月まで。閉館で終わった。12月は中途半端だが、開館が1995年12月だったので、ちょうど12年間続いたことになる。在籍は、たった、2年9か月だった…

教育用GM管開発を振り返って(5)

今回は放射線教育の新しい動きに関連する話しです。表題とは離れた話しが続きますが、最後は表題に戻りますので、ご一読ください。 新学習指導要領に沿った動き これまでは、中学二年の理科で、原子力エネルギー利用に関連して「放射線にも触れること」とさ…

教育用GM管開発を振り返って(4)

今回のテーマは放射線のエネルギー分析の可能性なので、厳密に言えば、タイトルとの矛盾を指摘されると思うが、同じ道具立てを使った話しなので、「GM管」と称するのはその装置の代名詞と考えてほしい。 まずは検出した放射線パルスについて nandemo-lab.coc…

教育用GM管開発を振り返って(3)

クリアケースGM管の標準化 高校授業でのGM管の組み立てを実践して、この作業自体は生徒の評判も良く、それなりの手ごたえが感じられるが、課題がいくつか見つかった。一つ目は完成までに時間がかかること、二つ目は個別指導に手間がかかるので講師のほかに助…

余談:海外出張

始めたばかりで脱線するのも恐縮だが、リクエストがあったので、40年以上も前の海外出張の失敗談というか、珍体験というか、印象に残ったできごとについて触れてみたい。もう、記憶に定かではなく、記憶違いもあるかもしれないが、できるかぎり思い出そうと…

教育用GM管開発を振り返って(2)

「教育用GM管開発を振り返って(1)」は、いわば「事始め」であったが、この後は、開発の苦労談や失敗談、狙いのポイントやふっと浮かんだアイディアなど、教育用のGM管開発を振り返る、技術的に役立つと思われる話になる。GM管の自作や放射線教育に関心の…

教育用GM管開発を振り返って(1)

自作GM管への興味 株式会社東芝に長くいたが、最後の10年ほど(2004年3月まで)は原子力広報担当部長という肩書で、昔のいわゆる「原子力PA」を担当していた。PAはPablic Acceptance の略語で、原子力発電所の見学会や原子力発電や放射線知識普及のための活…